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加賀温泉駅「ゆのまち加賀」山中塗作品のご紹介1

加賀温泉駅「ゆのまち加賀」に展示された「椀・400年の軌跡」をご紹介します。( Photo :Toshimitsu Takahashi)

加賀温泉駅「ゆのまち加賀」に展示された「椀・400年の軌跡」です。当組合の全ての部の組合員が制作に携わった作品です。
   第1部:製造卸業、第2部:木地、第3部:塗装、第4部:下地、第5部:蒔絵、
   第6部:成型、第7部:成函、第8部:漆手塗、第9部:拭漆
山中塗は安土桃山時代に木地師が山中温泉の上流にある真砂地区に移住し、轆轤挽物の技術が伝わったことに始まります。
その後、江戸期に導入された塗りや蒔絵の技術により、茶道具を中心とした塗物の産地としても有名です。
戦後、合成樹脂を素材とした安価で丈夫な近代漆器を導入、新しいライフスタイルに対応した食器開発により伝統漆器と併せて漆器生産額日本一の産地として発展しています。
本作品はそれら全ての製造方法で造られたお椀を使ったオブジェです。通路の左右に38列、合計1,073個のお椀を使っています。これまでの山中塗400年の歴史を感じてください。
  デザイン:金沢計画研究所 secca inc. 
  お椀製造:山中漆器連合協同組合
  写   真:高橋 俊充

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